2018年09月01日
お片付け探検隊in富士山(富士宮ルート)
2018年8月22、23日、
ゴーゴーお片付け代表の中森は人生初の登山に挑戦しました
目指す山頂は、無謀にも「日本一の山」
そう富士山です
ゴーゴースタッフ、取引先、友人など参加メンバー13人、全員が素人。
企画者の私は、YouTubeや知人の情報を基にスケジュールを組み、
早朝7時に新大阪を出発しました。
東京組とは新富士駅で合流し、
先ずは腹ごしらえという事で駿河湾の名物「駿河丼」を堪能しました。
もちろん中身は、駿河エビとシラスです。
一致団結する為に全員が同じメニューを完食。
その後レンタカーで4合目まで行き、そこから5合目まではバス。
5合目で身体を慣らす間に、写真撮影や売店でお水を購入して、いよいよ出発です。
ゆるやかな坂を上り20~30分で、6合目に到着。
休憩もほどほどに新7合目へスタートします。
だんだんと斜面も角度も上がりますが、まあ、まだまだ大丈夫
景色を楽しみながら、皆が集まるのを待って、元祖7合目へ
さすがに息が上がってきたが、本日のゴールはこの7合目の山口山荘。
夕方6時頃に到着
ちょっとした達成感を肴に、軽くビールを飲んで、普通のカレーを食べて就寝です。
翌日の出発は夜中の1時半。
さあ寝よう・・・
寝床が狭い・・・
1時間経っても眠れない
今度は寝袋が暖かくなり過ぎて苦しい
外の冷たい風にあたりいくと、今まで見たことのない伊豆半島の夜景が
綺麗だ
気を取り直して再度寝床へ
他人のイビキが気になる・・・
俺、こんなデリケートやったかな
まったく眠れずに起床時間を迎え、やや不安を抱えながらも、後半戦に突入です。
この後、地獄が待っていることも知らず、メンバー全員笑顔でスタートしました。
高所になり、少し天候が崩れてきました。
これ、霧?雨?どっちやろ?
台風20号が接近してるし雨かな。
想像していたより寒い。。。
坂もかなり角度が急になってきた。。。
少し気持ちが弱なってるのがわかる。
やばいな
ネガティブ思考になりながらも8合目へ2時位に到着。
8合目までくると自分の目線と月が同じ位置にある。。。
とても不思議な感覚です
空を見上げると星が近い来て良かった
だけど、止まると寒い。
3日前に従姉妹が富士山を登って、帰りは「馬に乗った」というセリフを思い出し、なんとか登頂すれば下山は馬に乗ろう。
3万円掛かるらしいが、必要経費や。
じつは中森探検隊メンバー全員、
最悪は馬に乗ればいいと考えており、
登山するのに全メンバーが3万以上の所持金を持参していたのです。
9合目には、馬を期待して、ハーハーゼーゼーしながら、到着。
ほんまにキツイ動きたくない
ありがたい事に9合目の山小屋はスープやうどんなどの暖かい食べ物がある。
とりあえず食べよう。うどん1000円か~、ええ商売してるな。
季節商売やし、
地上3000メートルで食べられるから、ある意味安いかも。
まったく迷わずにカレーうどんを注文しました。
食べながら、他のメンバーを待ち、そして山小屋スタッフから情報収集。
低体温症の恐ろしさや、山頂での注意点。山頂まで、まだ1.5Km。そろそろ馬の事を聞こう。
中森:「ところで馬ってどこにいるんですか~」
スタッフ:「いませんよ」
・・・・・・・・・・
中森:「えっ」
スタッフ:「馬がいるのは吉田ルートで、ここにはいません」
・・・・・・・・・・
この瞬間、ジョジョの奇妙な冒険で時を止めるスタンドのように、時と思考が止まりました。
マジか・・・どうしよう・・・
とりあえず情報共有したら、ゴーゴースタッフの一人は人生が終わったような落胆ぶりで勇気ある下山を決意
山の天候が崩れるように、チームの雰囲気が崩れ、中森探検隊は最終局面へ突入する。
寒いーーーーー
息が上がるーーーー
帰りたいーーーーー
なんでここにおんねや
自問自答を繰り返しながら、一歩ずつ、一歩ずつ山を登る。
そこに山があるから。
山頂に近づくにつれて、風が強くなってくる。
強いとかそんな表現では伝わらない。
一言で表すと
『人生で味わった事のない猛威』
そして
『生命を維持できないんじゃないかという恐怖』
片方の手袋しかない私は、9合目のスタッフから聞いた低体温症の危険な症状を思い出す。
そんな悲惨な状況を支えてくれたのは、後半戦から共に歩調を合わせてくれていた東京営業所の東条君。
ネガティブな発言を連発する私に、「頂上はもうすぐです。頑張りましょう。」エエ部下を持ちました
精神的に支えながらラストスパートで登頂に成功。
感動と涙と思いきや、寒すぎて風が凄すぎて、そんな気分に浸れない。
山頂の見張り人は、
早く下山しないと悲惨な目に遭いますよ。
と登頂者に危険を促します。
なんとか御来光を見ましたが、
残念ながら風が強すぎて、いい写真も撮れないまま、下山。
ここからはひたすら降りるだけ。
登りは呼吸器が苦しいけど、下りは足腰に負担が掛かる。
二度と来ないと思いながら、ひたすら下る下る。
だが、スタートの5合目が近づくと、なんか寂しさのような感情が少しこみ上げてくる
夏の終わりのような。
今までは登山家はクレージーで理解できなかったが、自分が体感する事で少し、登山家の気持ちがわかったような気がする。
苦しい事のほうが多い経験だったが、一生の思い出になった。そもそも人生という道に楽はない。
山登りと同じように、目標を決め、準備し、努力し、仲間と力を合わせて達成する。
さあ、ゴーゴーも「日本一の家財整理会社」を目指して邁進したいと思います。
追伸 富士山にゴミはまったくなく、美しい山でした
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