2019年03月03日
ゴミ屋敷は火事のリスクが!火災以外の問題点も徹底解説!
目次
「親戚の家がゴミ屋敷なんだけど火事を引き起こさないか心配…」
「近所の家がゴミ屋敷、火事とか大丈夫なのだろうか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
ゴミ屋敷は様々な物があるので火事を引き起こしやすいです。
この記事ではゴミ屋敷がどのように火事を引き起こすのか、また実際に起きた事件を書いていきます。
ゴミ屋敷の火事の原因
引火しやすい物質があふれているのがゴミ屋敷。
その結果燃えやすいゴミが多く密集している所に火がつけば、あっという間に燃え広がる危険があります。
火事の原因は主に3つあります。家主の不始末による火災、自然発生的火災、外部からの火災です。
それぞれ紹介していきます。
たばこの不始末
タバコが原因の火災は多く、火災原因全体の2位と言われているほどです。
また、ゴミ屋敷では溜まったゴミから可燃性のガスが生じることもがあり、非常に引火しやすい状況です。
もしゴミ屋敷の家主が喫煙者であった場合、一刻も早くゴミ屋敷問題を解消しなければいけません。
トラッキング火災
「トラッキング火災」という言葉をご存知でしょうか?
トラッキング火災とは部屋のコンセントの中にほこりが詰まり、そのほこりに着火してしまう現象です。
ゴミが散乱しておりコンセントがどこにあるか分からないほどのゴミ屋敷だと、コンセントが長期間差しっ放しの上、ホコリやゴミに覆われていることが多いです。
そのため、ゴミ屋敷ではコンセントから出火する危険性が高いと言えるでしょう。
放火による火災
放火は火災の原因一位を占めます。
計画性のある放火魔は放火する時、より燃えやすい家を選びます。
物があふれているゴミ屋敷は放火のターゲットにされる可能性があります。
火災以外のゴミ屋敷の危険性・被害
ゴミ屋敷は火災以外にも近隣住人に対して様々な被害を与える可能性があります。
悪臭問題
ゴミが沢山溜まってしまえば悪臭の原因になり生活に及ぼす影響も大きくなります。
悪臭の原因は大きく分けると、生ゴミの腐敗・水回りや布類のカビや雑菌に分類できます。
生ゴミの腐敗
生ゴミを放置した場合は、生ゴミから腐敗臭が発生します。
こうした腐敗臭は、食べ残しや食べ物が長い間放置されることにより発生し、その匂いは強烈です。
水回りや布類
トイレや台所といった場所は多くの雑菌が溜まります。
雑菌は水気と湿度のあるところで繁殖するため、水回りの掃除を長い間行っていないと、悪臭が発生します。
さらに、見落としがちなのが布類のカビによる悪臭です。
布団や絨毯などの布類は肌と接する時間が長いです。
そのため、汗を吸い込み悪臭が発生します。
害虫・害獣の発生
ゴミ屋敷は大量のゴミで溢れており、通気性が悪く、じめじめとした場所が多くあります。
ゴキブリはそのような湿った場所を好み、さらに餌となる食べかすも豊富なため、ゴミ屋敷は格好の棲家となってしまいます。
ゴキブリ
ゴミ屋敷は大量のゴミで溢れており、通気性が悪く、じめじめとした場所が多くあります。
ゴキブリはそのような湿った場所を好み、さらに餌となる食べかすも豊富なため、ゴミ屋敷は格好の棲家となってしまいます。
ゴキブリは生命力や繁殖力が非常に強いため、ゴミ屋敷には皆さんが想像している以上の数のゴキブリがいるでしょう。
ハエ
ゴミ屋敷では大量にたまったゴミの臭いによって、大量のハエが集まってきます。
さらに、腐った生ものなどに卵を産み付け、大量発生することも考えられます。
チャタテムシ
ゴミ屋敷では、目を凝らさないと分からないくらい小さい、茶色のチャタテムシという虫が大量発生します。
チャタテムシはカビを餌に生きており、その死骸によってアレルギー症状を引き起こしてしまうこともあります。
蚊
屋外にいるイメージが強い蚊ですが、不衛生な水が溜めっぱなしになっている場合は、そこに卵を産み付け、室内で大量発生することがあります。
蚊はかゆみの原因になるだけでなく、病原体を運んでくることもあるので注意が必要です。
アシタカグモ
ゴミ屋敷ではゴキブリを餌にするアシタカグモが繁殖することがあります。
ゴキブリを食べてくれるだけで害はありませんが、13センチメートルにも及ぶとても大きなクモなので苦手な方も多いでしょう。
感染症の発生
ゴミ屋敷の衛生状況は非常に悪く、ダニや毒グモなどの害虫やカビなどが大量に潜んでいます。
また、ゴミ屋敷では家庭ごみやハウスダストだけでなく、食べ物や排泄物が放置してあるため、腐敗により悪臭や住居の劣化が生じやすいです。
長期間衛生状況の悪いゴミ屋敷で生活をすると、様々な病気を引き起こします。
ぜんそく
ゴミ屋敷では、長期間掃除しないことで、ハウスダストが大量に溜まっており、それを吸引することでぜんそくを引き起こします。
また、食べ物や排泄物に発生するカビや菌類などが撒く胞子も肺を害します。
そのため、慢性的にゴミ屋敷の中で生活すると、肺炎や食道炎になりやすいです。
特に、お年寄りの方は肺炎によって命を落とすこともあるため、注意が必要です。
胃腸炎
ゴミ屋敷にいるゴキブリやハエなどの害虫は様々な病原菌を媒介します。
ハエなどの羽虫は汚物の上を歩いた後、病原菌が付着したまま食べものの周りを飛び回るため、O-157などの大腸菌や赤痢菌、サルモネラ菌などを媒介します。
特に、O-157に感染した場合、死に至ることがあるため非常に危険です。
アレルギー症
ゴミ屋敷にはダニやノミがたくさんいるため、それらのフンや死骸、抜け殻などでアレルギー反応を引き起こします。
また、ダニやノミの中には病原菌を媒介しているものいるため、噛まれた際に感染症を引き起こす場合があります。
被害が起こる前にすべき対策・対処法
これらを防ぐために何をすれば良いのか。
それはゴミ屋敷のゴミを減らすことです。
ゴミ屋敷は火事だけでなく多くの近隣住民とのトラブルを引き起こすので早急に解決しなければいけません。
またその時にオススメするのが、専門的な知識を持った業者に頼むということです。
一度綺麗になったからといって、再発すれば意味がないです。
家主のケアなどゴミ屋敷は専門的に解決していく問題です。
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